■ 日柱は夫婦の柱で、日干は自分、そして日支は配偶者とも言われています。
実際の鑑定は、夫婦二人の命式を出して判断しますが、ご自分の日柱だけでも或る程度の傾向性は出るかも知れません。…今回は、結婚後の二人の関係の傾向性という観点で書きたいと思います。
① 日干が日支を生じている場合(漏干干支:尽くすタイプ)。
(日柱の干支⇒甲午・乙巳(伤官)、丙辰・丙戌・丁丑・丁未(食神)、戊申・己酉(食神)、庚子・辛亥(伤官)、壬寅・癸卯(食神))
●男性の場合は、妻を守ろうとする思いが強くなり、妻から見たら頼りがいのある夫かも知れません(男性的な命式ならば…)。
●女性の場合は、夫を立て、献身的に夫に尽くす傾向が出て来ます。
② 日支が日干を生じる関係の場合(扶干干支:尽くして欲しいタイプ)。
(日柱の干支⇒甲子・乙亥(印绶)、丙寅・丁卯(偏印)、戊午・己巳(印绶)、庚辰・庚戌・辛丑・辛未(偏印)、壬申・癸酉(偏印))
●男性の場合は、妻に尽くされるタイプで、妻に尽くされて当然と思っている場合も多い様です。
●女性の場合は、夫に守ってもらえる女性です。夫が自分を助け、援助してくれるのがあたりまえだと思う傾向があります。
③ 日干が日支を尅す関係の場合(蓋頭干支:支配したいタイプ)。
(日柱の干支⇒甲辰・甲戌・乙丑・乙未(偏财)、丙申・丁酉(偏财)、戊子・己亥(正财)、庚寅・辛卯(偏财)、壬午・癸巳(正财))
●男性の場合は、妻に対して要求しやすいタイプになります。特に比肩が強い場合には気遣いや優しさが少なくなる場合が多いです。また、ワンマンになる場合も多いですね。
●女性の場合は、夫に対して注文や要求が多くなり、夫を厳しい目で見る傾向も出て来ます。
④ 日支が日干を尅する関係の場合(截脚干支:苦労させられるタイプ)。
(日柱の干支⇒甲申・乙酉(偏官)、丙子・丁亥(正官)、戊寅・己卯(偏官)、庚午・辛巳(正官)、壬辰・壬戌・癸丑・癸未(偏官))
●男性の場合は、妻から突かれたり、圧迫を受けやすい傾向が出て来ます。妻に神経を使つたり気を使う傾向が多くなります。
●女性の場合は、夫から注文をつけられたりして、何かと夫に対して神経を使わざるを得ない傾向が出てくる傾向があります。何かと気を使う夫婦生活になるかも知れませんね。
⑤ 日干と日支が、同気・同一五行となる干支の場合(専旺干支:男女同権タイプ)。
(日柱の干支⇒甲寅・乙卯(比肩)、丙午・丁巳(劫财)、戊辰・戊戌・己丑・己未(比肩)、庚申・辛酉(比肩)、壬子・癸亥(劫财))
●男性の場合は、夫婦が対等で、自分と同じ様な働きを相手にも臨む場合もある。互に我が強い傾向もあります。
●女性の場合も、男性と似ており、共稼ぎの人も居ます。夫が封建的だとストレスが生じやすくなります。
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