台湾は12日、軍事演習を公開しました。赤い帽子の“敵軍”に占領された基地を奪い返すという具体的な場面を想定したものです。 台湾はここ最近、こうした実戦形式の演習により力を入れています。 来年から兵役義務期間を4カ月から1年にするのも、中国の台湾侵攻が「決して遠い話でもない」という警戒感の表です。 台湾市民:「台湾国民や軍隊が十分な実力を養い、敵の戦意を喪失させるべきです」 台湾市民:「私たちは戦争が起きる危機に直面しています。兵役の延長は、国の良いかじ切りだと思います。 “台湾有事に備える”これは、現在のアジア情勢において避けられない問題です。 13日、ホワイトハウスで日米首脳会談を行う岸田総理。先月、安全保障の大転換に舵を切った日本にとって、同盟国アメリカとすり合わせを行う重要な機会になります。 11日に先立って行われた日米の外交・防衛トップによる会合『日米2+2』。主なテーマは、中国にどう対抗していくかでした。 ブリンケン国務長官:「中国は、アメリカと同盟国に共通する最大の戦略的課題です」 林外務大臣:「共同声明は、戦略的競争の新たな時代における同盟ビジョンを提示。日米同盟を絶えず強化してまいりたい」 日米の共同発表では、中国を名指しで「国際社会全体における最大の戦略的挑戦」だと明記したうえで、“日米同盟の現代化”が必要だと説いています。 “現代化”の意味するもの…。例えば、日本が保有を決めた「反撃能力」を運用するために日米で連携していくことや、宇宙空間でも日米安保が発動されることを確認。さらには、平時から両国の施設を共同利用できるよう、協議を行っていくことも書かれています。 アメリカ軍の防衛体制の刷新も決まりました。沖縄に駐留する海兵隊を再編成し、対艦ミサイルなどを備えた『海兵沿岸連隊』として新たに配備することになります。 機動力と即応性をより高めることで、危機が迫る離島にいち早く上陸し、敵の進出を食い止めるという役割を担うとみられます。 中国の台湾侵攻に備えた対応部隊であることは間違いありません。 なぜ日米とも、台湾有事への備えが求められるのか。その答えの1つがこれかもしれません。 最近、ワシントンのシンクタンクが公開した、台湾有事のシミュレーション。2026年に中国が侵攻した場合に想定されるシナリオと、それに伴う被害です。 CSIS(戦略国際問題研究所)のシミュレーション:「上陸した中国軍は主要都市を攻略できず、10日以内に物資が尽きた。中国が日本の基地やアメリカ軍の艦船を攻撃しても、この結果を変えることはできない。ただ、この防衛には高い代償を伴う。全てのシナリオにおいて、アメリカ軍は2隻の米空母や、駆逐艦などの主要艦船を最大20隻失うことになる。自衛隊の被害はさらに深刻である。海上自衛隊の全戦力が、中国のミサイルの射程に入るため、より大きな被害を受けた」 平均で、航空機が112機に、艦船が26隻。可能性が高いシナリオで算出された、日本側の被害です。 日本単独でも、防衛能力の増強が加速しています。鹿児島県の離島・馬毛島で12日、新たな自衛隊基地の建設が始まりました。 防衛省によりますと、工期はおおむね4年とされていますが、滑走路などは先行して完成させ、アメリカ軍の訓練に活用する予定です。 【「台湾有事で日本にも甚大な被害」米研究所がシミュレーション】 CSISのシミュレーションは、2026年に中国が台湾に侵攻するという仮定で行われました。 条件を変えて24通りのシミュレーションが行われ、侵攻当初はいずれも、中国軍が数時間で台湾の海軍・空軍の大半を破壊。台湾を包囲して、数万人の兵士が上陸する形で始まるとしています。 その後、大半のシナリオにおいては、アメリカ・日本の支援で、台湾が中国軍を撃退するとしています。 その一方で、代償も大きくなるようです。 アメリカ軍は、沖縄の嘉手納基地や山口の岩国基地、東京の横田基地、青森の三沢基地から戦力を展開。これに対し、中国軍は巡航ミサイルなどで、日本にあるアメリカ軍基地や自衛隊施設を攻撃。結果として、日米両国で数十隻の艦船、数百機の航空機、数千人の隊員を失うだろうとしています。 ◆防衛省防衛研究所・高橋杉雄さんに聞きます。 (Q.アメリカ軍基地がある日本も攻撃対象になるという見方について、どう考えていますか?) 日米シンクタンクの専門家はおおむね、そういう可能性があるとみています。 それを決めるのは中国ですが、台湾を奪うにあたっては、周辺の飛行場や港湾を潰す必要があります。 日本に上陸はしないまでも、ミサイルで無力化したうえで、台湾に上陸するのではないかというのがコンセンサスです。 (Q.日本が攻撃された場合、民間人も犠牲になる懸念があると思いますが、いかがですか?) 中国側も進んだ技術の兵器を持っていて、恐らく軍事目標を中心に攻撃するので、例えばウクライナで起きているような都市爆撃は起こらないと思います。 第2次世界大戦のような形での大規模な民間人の被害者は、恐らく出ないと考えられます。ただ、ゼロではありません。 ただ、戦争になると失うものの方が多いので、民間・都市が攻撃されないとしても、戦争を抑止することがとにかく重要です。 (Q.2+2でも日米の連携強化が確認されましたが、中身をどう評価しますか?) 今回の連携強化に書かれていることと、書かれていないことがあります。 日米防衛協力の指針と呼ばれる、ガイドラインの見直しをするとは書かれていません。 そういったところから考えると、中長期的に同盟を強化するというよりも、短期的に抑止力を強化することを重視していると。 今あるガイドラインに基づいて、共同対処計画を詰めていくことが重要であると、恐らく考えたのではないかと思います。 逆の言い方をすると、それだけ台湾有事に切迫感がある。今とにかく短期的に対処能力を高めていく必要があると考えていると分析できます。 (Q.中国政府もリスクを感じていると思いますか?) 特にこの戦争は、中国にとって始めたら負けられない戦争になります。 負けてしまったら、中国共産党の統治の正当性そのものが突き崩されかねません。 そのため、侵攻の判断は非常に慎重になると思います。 中国が侵攻を判断した時は、勝てると思った時です。周辺の軍事バランスは中国に有利になってきているので、5年前や10年前と比べると勝てると考える可能性は増しています。 中国に「今戦えば勝てる」と思わせないように、抑止力を強化していくことが重要だと思います。 (Q.台湾を名実ともに統一することが、習主席の根源的な願いとされています。政治的な理由でも、侵攻のリスクがあると考えられますか?) 台湾や日本に対する、最近の中国の行動が、そういう不安感を捨てきれなくしています。 また、ロシアとウクライナの戦争で、一見不合理に見える政策判断が起こり得ることが分かりました。 そういう意味では“最悪のシナリオ”に備えなければいけない状況にあります。 (Q.岸田総理は9~13日にかけて、数多くの首脳と会談します。安全保障的にみて、西側諸国と会談をする意味合いをどう評価しますか? ロシアとウクライナの戦争でも明らかになりましたが、アジアとヨーロッパの安全保障は切り離せません。 特に民主主義・民主的な価値を共有する国々にとって、世界が居心地の良い環境であり続けるためには、日米欧の協力が不可欠です。 中国やロシアといった挑戦者についても、日米欧の共通認識が深まっているので、具体的にどういうことをしていくのか。 ロシアとウクライナの戦争と同じことを、アジアでも繰り返さないことに向けた協力を進めていく段階に入っていると思います。 戦争の抑止が破られる時は、勝てると思った時です。勝てない戦争をわざわざ始める国はありません。 中国は、台湾だけが相手なら勝てると思っています。ところが、日米欧が来るとなると、なかなか勝てないと考えるでしょう。 そのように、勝てないと思わせることで、戦争を抑止する。戦争が一度始まってしまうと、終わらせるのも大変です。膨大な被害が出ます。 そのため、今はとにかく、戦争を始めさせないためにすべての努力を費やすべき時期だと感じます。 [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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戦争なんてやりたくない。
そもそも本当にやらなければならない戦争なのだろうか?誰のための戦争?戦争をして、何処が利益を上げるのだろうか?
中国がやるといってるのに日本に選択肢はあるの?
その考えがおかしいのよ。 中国が母国統一だろうが知らんが1人でに始めようとしているだけじゃない? もし、台湾を取った勢いで他国侵略を始めようとし始めたら話が変わってくる。
戦争やるやらないの基準が、その土地に住めなくなるとか食糧がないとか国民を犠牲にしたくないとかそういうのじゃなくて勝てるなら侵略戦争やっちまおう、死ぬのは国民だけだしってスタイル恐ろしくない? マジで国民をゲームのキャラクターみたいに扱ってる感覚なんだろうな。 そういう感覚なら勝てる戦争はやらないと損って気持ちになるのも分かるわ。 仮に被害受けても痛むのは国民だけだし。 そう考えたら命の扱いが軽過ぎて恐ろしいわ。
GDP1位2位3位で戦争って単純にやばいって
「もし日本有事が起きたら」 戦え戦え、停戦するな、徴兵して戦え、と欧米は日本に対して言うだろう
結局日本が戦場になってるやん
米中間の覇権争いに巻き込まれるのほんと辛いわ。貧乏くじしか引かなそう
ロシア、ウクライナと中国、台湾の違いは、他の国が参戦するかどうかの考慮があるかどうかなんじゃないか??
みんな仲良くね。どうせ死ぬんだから奪い合ったって虚しいだけ。
過去の戦争や不幸な出来事は、歴史の教訓として学ばなければならない。だからといって「戦争になるから軍備は持っちゃいけない」、「話し合いの可能性は無限大だ」と言うのは、思考停止している人間の主張に他ならない。 戦争を避ける為には、「戦争をさせても、メリットはない」、「戦争をしたところで被害の方が大きくなる」と言う認識を他国に与える必要が出てくる。 ただ、大事なことは「僕たちは戦争を求めていない」と言う意識を持つこと。その意識を堅持する為に、僕たちは致し方なく、軍備を持つ。この認識が、今後の日本にさらに根付くことを、ただひたすらに願うばかりです。
こんな被害がでても台湾を助ける覚悟は僕にはありません。特に家族は逃したい
日本が参戦すれば中国国民の戦意と敵愾心がますます高まるだろう。
台湾は日本じゃないから余計な争いに巻き込まないでほしい
私は台湾人ですが、この推論は少しやり過ぎだと思います 日本人はしばしば迫害の妄想に苦しんでいるようだ
なんで戦争って無くならないんですか?
自分の考え以外認めない、他者より格上で自分に従え!が永遠の本能だからだよ ネットの返信欄見てたらわかる、自分宛てでもないのに、自分の考えに従え!が多すぎる
もっと日本は、中国と仲良くすべきだと思います。
金持ち喧嘩せずが日本のポジションだったのにね・・・
増税正当化したいからメディア使って煽ってるだけにみえるわ
琉球は主権を有する独立国であり、日本政府に対し、その不法占拠を直ちに停止するよう要請します。
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